カタログ

この章は、もう誰かが自分のものにしている。
インストールすれば、次に試されるのはあなた。

Flueraの学習テンプレートは、PDFでもフラッシュカードのデッキでもありません。手書きの1ページ、その下にある概念構造、そして、そこに乗せる復習スケジュールのレシピです。インストールすると、そのスケジュールが自分のキャンバスに植わります。

Fluera 03
  1. 01 枠で囲った一枚
  2. 02 インクの下の骨組み
  3. 03 まっさらなカードのレシピ

最小単位

渡るのは3つ。
渡らないのは、書いた人。

ほかのストアは、ドキュメントを届けたら、あとは運任せです。学習テンプレートが運ぶのは、ページと、そのページを教えられるものにしている構造と、復習を組むための指示です。作った人に属する部分は、意図的に外してあります。

01

枠で囲った一枚

ノート全体ではありません。作者が自分のキャンバスの上で枠に収めた領域だけです。枠の内側にあるストローク、図形、入力テキスト、画像。外側は入りません。元になったPDFも同梱しません。

02

インクの下の骨組み

手書きの下にある構造です。どんな概念があり、それぞれどのトピックに属し、互いにどう依存しているか。テンプレートを、読めるだけのものから教えられるものに変えているのがここです。

03

まっさらなカードのレシピ

作者の記憶ではありません。あなたの記憶を組み立てるための手順です。どこまで保持しておきたいか、どんな教材か、最初の復習をいつに置くか。インストール時に、ここからあなたのスケジュールが組まれます。

インストール

手に入るのはファイルではなく、
次にそれを開く日。

難しかったのは、教材を手に入れることではありません。難しいのは、忘れかけたその日に戻ってくることです。それを解決したフォルダは、いまだかつてありません。

だからテンプレートのインストールは、ドキュメントをどこかに置く操作ではありません。日付のついたカードを植える操作です。受け継ぐのは作者の概念と、その間の構造だけ。作者の復習履歴も、確信度も、その人がどれだけ理解していたかも受け継ぎません。テンプレートの形式は、それらを運べません。

  1. 01

    ページはインクのまま届く

    届いたページは、あなた自身のキャンバスに復元されます。書き出されたPDFではなく、紙の上の手書きそのもの。上から書き込むことも、書き足すことも、切り分けることもできます。

  2. 02

    概念ひとつにつき、カードが一枚

    名前のついた概念ごとに、まっさらな間隔反復カードが1枚。背後に復習履歴はありません。反復回数はゼロ、難易度はFlueraの範囲のちょうど中央から。最初の復習は1日後に来ます。

  3. 03

    そこから先は、あなたのスケジュール

    スケジュールはディスクに残り、自分で書いたノートと同じように期限バッジと毎日のダイジェストを動かします。同じテンプレートを入れ直しても、積み上げた復習履歴が消えることはありません。

順位の根拠

広まった順ではなく、
残った順。

ダウンロード数が測っているのは、まだ誰も何も学んでいない時点で下された判断です。しかもどのストアでも、いちばん水増ししやすい数字。Flueraは、もっと確かなもので並べます。アプリはすでに、どの学習者がどの概念をどれだけ保持しているかを見ているからです。

01

測るのは、あなたの端末

テンプレートのキャンバスを1日目、7日目、30日目、またはそれ以降に開き直すと、Flueraは間隔反復モデルの見立てを読みます。そのテンプレートの概念を、あなたがどれだけ保持しているか。そこから数値を1つ導きます。

02

外に出るのは、その数値だけ

送るのは数値ひとつです。概念の名前も、カードの中身も、復習履歴も、身元も出ません。送信はサインイン中で、アナリティクスに同意しているときだけ。自分が作者のテンプレートでは送りません。

03

5人に届くまでは黙っている

異なる学習者が少なくとも5人、数値を寄せるまで、テンプレートに公開される数字はひとつもありません。そこに届くまで並び順はインストール数に戻り、カードは何も語りません。

04

ダウンロード数は順位ではない

「すべてのテンプレート」の下のグリッドは、既定では人気ではなく、この測定値で並びます。速く広まったからといって、その順位を買えるわけではありません。

これは何ではないか。学びに戻ってきた学習者が、そのテンプレートの概念をどれだけ保持しているか。モデルによる推定です。試験の結果ではありません。対照群でもありません。インストールしたきり二度と開かなかった人について、何かを言うものでもありません。飾り立てるより、シグナルを正確に説明するほうを選びます。

見つけ方

絞り込み方は3つ。
4つ目は、あなたの端末の中にしかない。

学習教材のカタログには、決まった壊れ方があります。名目上はどれも自分の科目の話なのに、自分の講義の話はほとんどありません。だからフィルターは、学生が実際に頭の中で使っている単位に合わせてあります。

01 科目
02 講義や試験
03 言語

絞り込みは科目講義や試験(自由入力なので、MaturitàMCAT解析学 Iと同じように通ります)、そして言語。どのフィルターにも実際の件数が付き、ひとつ選ぶたびに残りを問い合わせ直し、中身のないフィルターはそもそも出てきません。空のページに行き着く選択肢を差し出すことは、ありません。

カタログは、アプリに設定された言語で開きます。読めない教材の壁は、カタログとは呼べないからです。これは柵ではなく初期値です。1回タップすれば、すべての言語に広がります。

検索は全文検索で、アクセント記号の違いも吸収します。検索中は順位づけを外し、関連度で並べ替えます。欲しいものを自分で打ち込んだなら、ほかの人が何を保持できたかは、もうあなたの問いではありません。

カードに付く印の意味

01公式
付けるのはカタログ側です。作者がフォームに打ち込めるものではありません。表示名の書き方で手に入る印でもありません。
02新着
条件は厳密です。インストールなし、評価なし、公開は直近1週間以内。誰かが外すのではなく、期限が来れば自然に消えます。
03科目
そのテンプレートが登録された分野です。化学のページと、化学のとなりにあるだけのページを、一目で見分けられます。
04評価
実際にインストールした人が実際に評価したときだけ出ます。評価のないテンプレートは、ゼロから始まるのではなく、何も語りません。

そして、ほかの誰にも作れない一列。あなたがいまどの概念に取り組んでいるかを、Flueraはすでに知っています。あなた自身が書いたからです。だから、いまキャンバスに載っているものとどれだけ重なるかで、テンプレートを並べ替えられます。その計算をするのは、あなたの端末です。そこから外に出るのは、いちばん多く学習している科目と、すでに取得済みのテンプレートの識別子。あなたの概念の集合は、その中に入りません。

渡るもの、渡らないもの

公開するのはページ。
あなたの出来ではない。

学習教材を共有するとは、まだ学んでいる途中に作ったものを共有することです。教材と、それを作っている最中のあなた。この2つを分ける線は、ポリシーの一段落ではなく、コードの中に引いてあります。

01

学習者モデルはファイルに入らない

公開用の骨組みを組み立てるコンポーネントは、構造上、あなたの復習履歴を読みません。確信度も、何回学習したかも、どれだけ保持できていたかも、その背後の埋め込みも同じです。熟達した作者と、まだ苦戦している作者が同じページを公開すれば、出てくる骨組みはバイト単位で同一です。

02

その線を守るのは、CIのテスト

テストはシリアライズされた出力を隅々まで走査し、学習者モデル系と行動系の26個のフィールド名がひとつでも現れた時点で落ちます。CIでは名前のついたゲートとして走り、省略はできません。テストファイルごと消された場合にも落ちます。

03

正直な限界は、インクそのもの

どれだけ削っても、手書きそのものには手が届きません。そして骨組みには、認識されたテキストの短く切り詰めた抜粋が実際に入ります。全文が入ることはありませんが、伏せてもいません。だから公開シートは、アップロードが始まる前に、公開されることになる画像そのものを同意チェックボックスの上に並べて見せます。

04

あなたの名前がハンドルになることはない

公開向けの読み取りはアカウントIDを一切返しません。作者を指すのは、アカウントから一方向に導いたコードです。ソルトを加え、ハッシュにかけ、切り詰めたもの。安定した仮名であって、あなたの身元ではありません。

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クリエイター向け

難しい話ほど、いちばん良い説明は短い。
たいていは、紙一枚。

公開は、自分のキャンバスから始まります。共有する価値のある領域を枠で囲むと、Flueraがそれを一枚にまとめます。ファイルにするか掲載にするかは、そこで開くシートが尋ねます。渡るのは枠の内側だけ。残りのキャンバスが外に出ることはありません。

アップロードの前に、公開されることになる画像そのものを見て確認します。掲載は1バイトも保存される前に検証され、アップロードは使い捨ての署名付きURLを通ります。途中で失敗すれば、掲載は中途半端に残らず、そのまま巻き戻ります。

テンプレートはすべて無料です。Flueraに決済はありません。公開APIに価格フィールドもありません。支払いの台帳もありません。カタログの価格カラムをゼロに固定しているのは、方針ではなくデータベースの制約です。

公開して得られるもの

  1. 01

    アカウントでもメールアドレスでもない、仮名のクリエイターハンドル

  2. 02

    任意のプロフィール。表示名、自己紹介、アバター。アバターは審査が済むまで表に出ません

  3. 03

    フォロワーと、最新のテンプレートをその人たちに届ける棚

  4. 04

    バージョン管理。修正は複製ではなく、置き換えとして公開できます

  5. 05

    不利な判断には必ず理由が付き、掲載を元に戻せる異議申し立てがあります

公開にはサインイン済みのアカウントと年齢確認が必要です。閲覧とインストールには、どちらも要りません。

モデレーションと信頼

見知らぬ人の手書きを預かる場所には、
説明する義務がある。

カタログを開くこと自体は、誰にでもできます。仕事はその先にあります。何かがうまくいかなかったときに何が起きるか。そして、いちばん声の大きい集団が決める側に回らないようにすること。

01

出しただけでは並ばない

新しいテンプレートは審査待ちとして書き込まれます。審査が済むまでは、閲覧にも検索にもカタログにも一切現れず、共有リンクを開いても何も返りません。

02

審査が読むのは実物のファイル

分類器はアップロード側のサムネイルを信用しません。テンプレートに埋め込まれた画像を自分で取り出し、その中で最も厳しい判定を採ります。実行はEUリージョン。案件を先へ進めることも、人の判断に回すこともできますが、モデレーターの判断を覆すことはできません。

03

通報が動かすのは人であって、機械ではない

通報は人間のキューに入るシグナルです。通報者ひとりにつき1件、自分自身への通報は受け付けません。示し合わせた集団にできるのは、注意を引くところまで。掲載を下ろすことはできません。

04

削除は実体まで消す

掲載を取り下げるときは、まず証拠を管理者だけが触れる非公開バケットに保全します。そのうえで、公開されていたオブジェクトを一覧から外すだけでなく、CDNから消します。

05

判断には理由がつく

作者には、自分のテンプレートに何が起きたか、その判断が自動化されたものだったかが伝わります。異議申し立ても行えます。認められれば、掲載は元に戻ります。

06

評価は、使った人だけのもの

インストールしたことのないテンプレートは評価できません。自分のものも評価できません。匿名でも評価できません。平均は足し込みではなく、毎回ゼロから計算し直します。

提供状況

カタログはもうアプリの中に。
そして、まだ最初の一枚。

閲覧、プレビュー、インストールはアプリに組み込まれ、Flueraが話す16言語すべてに対応しています。公開もサインイン済みの成人向けに動いていますが、開き方はわざとゆっくりにしています。他人の作品を預かるのは、きちんと引き受けるか、まったく引き受けないかのどちらかしかない責任だからです。

だからカタログは小さく、このページにはテンプレート数もインストール数もクリエイター数も載せていません。その数字が意味を持つのは、もう少し先です。今日出しても、飾りにしかなりません。